2歳、3歳は活動範囲も広くなり、いろんなものに興味が出てくる年頃です。
この時期は吸収力が高く、学びたい意欲も旺盛です。
教材をうまく使って、子どもたちの「自分でやりたい」気持ちを上手に伸ばしてあげたいですね。
- 2歳で教材って必要なの?
- プリントとかやった方がいいの?
- 結局どれが一番良いの?
という疑問を解決していきます。
結論から言うと、2、3歳向けの教材は親子で取り組む余裕があれば、ぜひやった方が良いです。
理由は、お勉強だけでなく生活に関わることが学べるから。
教材と聞くと、足し算やひらがなといったイメージが先行するかもしれません。もちろん文字や数の教材もありますが、日常やマナーの知識も学びますます。
- 生活上のマナー:「病院で走り回るのは良いこと?悪いこと?」
- 人との関わり方:「悲しい顔をしてるのはどちら?」
このように幼児期に身に付けておくと良いことがたくさん詰まっています。
今回の記事では、幼児教材を選ぶのが好きで2人の子育てをしている私が一緒に取り組むママ目線で体験した教材をご紹介していきます。
内容と料金の比較もしていきます。これを読めばお子さんと自分にあった教材が選べるはずです。
ぜひご一読ください。
- 2歳、3歳向けの教材を探している
- 教材の内容が知りたい
- 難易度と料金の比較がしたい
- 一学年先取りも考えてるけど悩んでいる
- 先取りに向く教材も知りたい
2歳向け幼児教材、毎月届くちゃれんじ、ポピー、がんばる舎
毎月届いてくるタイプの2歳・3歳向けは、ちゃれんじかポピー、がんばる舎があります。
毎月届く定期購読型の教材には、こんなメリットがあります。
- 買いに行かなくても自宅に届くから楽
- 季節にあった教材が手に入る
- 雨の日や外に出られない日も使える
小さい子がいると書店でワークをゆっくり探す時間も取れないですよね。
毎月自宅に届いてくる教材は年齢にあった教材をわざわざ書店に行かなくて済みます。
また「この年齢はどんなことをすればいいの?」というのも調べる必要がなく、楽です。
春には春の虫や花を、冬には雪の話など季節のことを学べるのも良いですね。
こどもちゃれんじの教材はDVDやおもちゃが人気
しまじろうでおなじみのベネッセの教材、こどもちゃれんじ ぽけっとの2~3歳向けは「ぽけっと」という名前です。
集団生活が始まる前の子には、こどもちゃれんじを一番におすすめします。
こどもちゃれんじにはエデュトイと呼ばれる知育玩具やDVD、絵本と様々な教材で子どもの学びをフォローする教材です。
ママが家事をしたいときにもDVDがあると便利ですよね。
また、月齢によってめまぐるしく成長する子ども、興味はすぐに移り変わります。
月齢にぴったりあったおもちゃを選ぶのが難しいと思ったことはありませんか。
こどもちゃれんじは子どもの成長をよく知るプロが選んだオリジナルの知育おもちゃが届きます。
幼稚園に向けての準備期間である一年間で以下のことが学べます。
- トイレトレーニング、歯磨き着替え
- おもちゃの貸し借りなど、人と関わる力
- 公共の場でのルール・マナー
しまじろうのDVDで生活習慣を身につけることができます。
まとめると、こどもちゃれんじはこんなご家庭におすすめです。
- 毎月届いてきて欲しい
- DVDやおもちゃがあると嬉しい
- 集団生活に向けてお友達とのやりとりや社会的なルールを学ばせたい
\DVDが届く/
幼児ポピーのももちゃんはシンプルで無駄がない
幼児ポピーはイードアワード2019でも学費の満足度が高い通信教育としても選ばれています。
実はポピーの教材は、全国のテストやドリルを発行している会社が作っているんですね。そのため質の高い教材を安く提供することを実現しています。
ポピーの教材は保護者向け情報誌が充実しています。
子どもへの声掛けの仕方など、保護者サポートも手厚い教材として評判が高いですよ。
価格帯や内容からこどもちゃれんじと比較されることが多い教材です。
どちらも購読した私からみると、難易度はポピーのほうがやさしいです。
絵本やワークの文字数も違います。
けれどポピーの魅力はシンプルさにあります。
DVDやおもちゃもなく、親子でシールブックしたり絵本の読み聞かせをするのが好きなママパパにおすすめです。運動遊びも充実してますよ。
- 毎月届いてきて欲しい
- 季節感のある教材がいい
- 親子の時間を大切にしたい
- DVDやおもちゃはいらない
\一日あたり33円/
がんばる舎すてっぷはプリントでも学びの幅が広い
対象年齢 | 添削 | 料金 | お試し教材 |
2歳から | なし | 800円~ | 公式HPに サンプルあり |
がんばる舎のステップはモノクロのプリントだけのシンプルな教材。けれど内容は幅広く、ことばや数、塗り絵など様々な楽しみ方ができます。
難易度は決してやさしすぎることはありません。2歳の頃に手先を動かしたり、身の回りの知識をしっかり学べる良い教材です。
けれどプリントという性質上、DVDやおもちゃのように教材に任せっぱなしにはできません。時間が取れるママパパ向けの教材です。
\1日あたり27円/
2歳半からの幼児教材、七田式のプリントAは一日3枚
2歳半から取り組める七田式のプリントAは買い切り型の教材です。
基本はプリントで、一日3枚を目安に取り組んでいきます。
七田式のプリントAをはじめる目安
- 鉛筆が持てる
- ○と×がかける
- 点と点を線で結べる
- 大小、長短がわかる
ちえ、もじ、かずの3分野、3冊に分かれ、それぞれ240ページあります。
毎日1ページずつ取り組むと8ヶ月で終わることになります。
余裕をみて10ヶ月くらいで取り組むのがおすすめです。
ひらがなの読みや数字の理解、数の合成まで含まれるので、到達地点は高度。
その他の教材では年少さんの教材で取り上げられる内容と同じですから、今回取り上げた3社の中では一番難しい教材です。
けれど毎日少しずつスモールステップで進むので、無理なく進めることができますよ。
七田式プリントAは、楽天やアマゾン、Yahooショップで購入できます。
一番安いのは楽天の七田式ショップ。
買い切りの一括購入14,300円(送料無料)なので高く感じますが10か月分の分量が含まれるので月あたり1,430円。ファミレスで一食食べる値段です。1日にすると47円でがんばる舎、ポピーと10円程度しか変わりません。
高度な内容とプリントの量を考えると、コストパフォーマンスが高い教材だと言えます。
デメリットとも思えるのはコツコツ計画的にプリントをこなす必要があることです。計画的に自宅学習ができる親御さん向けです。
他の教材にみられるような季節の取り組みや運動遊びはありません。
絵本の定期購読や、季節の行事を日常で取り入れてバランスを取るのがおすすめです。
- 子どものペースにあわせて進めたい
- 難しい問題にも挑戦させたい
- 七田式の教材に興味がある
七田式プリントは、カナダの名門大学に5つ合格したことで有名な大川翔さんが幼児期にやっていた教材としても知られています。
これ以来、早期教育を自宅で行える教材として定着しました。
\1日3枚/
2歳向けの幼児教材を比較!
難易度と保護者の付き添いはどれだけ必要になるのかを基準に分布図を作りました。
やはりこどもちゃれんじとポピーなど、DVDとおもちゃ・絵本が充実している教材は子どもの興味を引きやすいので親の手間も少ないです。
一方で、手間はかかりますが、がんばる舎や七田式のプリント教材には難しい問題にも挑戦できるメリットがあります。
そのため目的別に選ぶことをおすすめします。
こどもちゃれんじは楽しく生活習慣を学べる
生活習慣や公共のルールを重点的に学ぶなら。おすすめしたいのはこどもちゃれんじ。
やはりトイレトレーニングやお友達との関わり方など、この年齢にあった生活習慣をしっかり身に付けられるのがこどもちゃれんじの魅力です。
子どもの成長にきめ細かく対応しているベネッセ。
手頃な値段でたくさん楽しめるポピー
料金を比較してみると違いは明らかですね。一番安いのはがんばる舎のステップですが絵本や遊べる道具は届きません。
価格と内容のバランスをみると幼児ポピーが一番お得です。
ポピーは料金体系もシンプルで、一括払いの値引きがありません。
年度の途中、いつはじめても損した気分にならないというメリットがありますよ。*最短で2ヶ月の受講です
おもちゃやDVDなど、余計なものはいらないから質の良い教材を選ぶならポピー1択です。
\コスパで選ぶなら一番/
高みを目指すなら七田式プリントA
小学校受験や中学受験を見据えた取り組みがしたいなら、七田式のプリントAです。
運筆や文字の読みは、こどもちゃれんじ、ポピーでは一つ上の学年で取り扱われている難易度と同じなんですね。
じゃあ通信教材を一つ上の学年で先取りするのはどう?と思うかもしれません。
でも、私なら七田式のプリントを選びます。
理由は、進み具合の調節が簡単だからです。
年度初めの4月ごろは難しさを感じなくても、11~2月ごろは次の学年の準備が入りグンと難しくなります。
買い切り式の教材は、「今はちょっと難しそう」と思えば短期間お休みして次の月から再開するのも簡単です。
七田式のプリントは、「七田式プリントB」も準備されているので、早く進んだらそのまま先取りし続けることもできますよ。
2歳の幼児教材、一学年上を受講するなら
先ほど先取りには七田式が向いてると説明しましたが、やはり「通信教材で先取りしたい」と考える方もいると思います。
先取りするなら選択肢はこどもちゃれんじ、幼児ポピー、Z会のぺあぜっとがあります。先ほどの分布図に一学年上の教材を重ねてみました。
私なら幼児ポピーかこどもちゃれんじを選びます。
それぞれ、どんな内容を学ぶのか一つずつみていきましょう。
こどもちゃれんじ、ほっぷ
ぽけっと (2〜3歳) |
ほっぷ (3〜4歳) |
トイレトレーニング お人形のお世話 お買い物セット |
あいさつ 着替え 社会的ルール |
数に触れる、言葉に触れる | ひらがなの読み、数の認識 |
こどもちゃれんじは年少さんのほっぷになると、ひらがなと数を学びます。
ひらがなを読む知育玩具と数の合成をおもちゃで学ぶ教材です。
\しまじろうと学ぶ/
幼児ポピー、きいどり
幼児ポピーの教材はやさしめです。ポピーの年少用教材、きいどりでも数の認識やひらがなの読みが入ってきます。
学ぶ内容の違いをみてみましょう。
ももちゃん (2〜3歳) |
きいどり (3〜4歳) |
いろ、かず | もじの読み、かず |
親子の運動遊び | お話、工作 |
きいどりも一学年先取りに向く教材です。
\コスパで選ぶなら一番/
Z会幼児コース ぺあぜっと
ぺあぜっとは年少さんから受講できます。我が家ではZ会の幼児コースも受講していましたが、先取りはおすすめしません。そしてZ会も先取りを推奨していません。
なぜなら鉛筆を使ってやるワークとは別に、体験学習のワークがあるからです。
Z会公式HPにはこうあります。
幼児コースの内容は一部先取りの学習もありますが、先取りが目的の教材では ありません。
その時期にしかできない体験教材が中心の教材となっております。
一度Z会幼児コースを先取りすると、「早すぎたな」と思っても、再度受講することができません。また、どこかで学年と同じコースに戻ろうと思ったときに1年間、空きが生まれます。
書き取りのワークはそこまで難しくないので先取りでもこなせると思います。
けれど体験型教材は違います。
2歳と3歳は、同じ体験をしても感じることに差が出ます。
年齢を重ねるにつれ、子どもの感じ方も成長しているのをみた経験がありませんか。
例えば2歳の頃に、たんぽぽの名前や色を知ったとします。
3歳になると、たんぽぽの葉の形や種の形、花びらの数まで目が向いて観察が深くなっていきます。
そして、体験型教材は親子で一緒に準備や製作をする問題です。
親子で取り組むのが好きな方に向いている教材です。
- 一度受講したコースをもう一度受講することはできない
- 体験学習教材は先取りすると高い学習効果が得られない
\添削がある/
2歳向け幼児教材おすすめ、まとめ
2・3歳向けの教材はそれぞれに特色があります。
先取り候補は
▼2歳3歳から使える英語教材をまとめています▼
▼通信教材一覧を知りたい方向け▼