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八十八夜って?子どもと一緒に楽しむ方法をご紹介!

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夏も近づく八十八夜…♪

歌は知ってるけど、八十八夜の詳しい意味を子どもに説明できる方は少ないかもしれません。

今回の記事では、八十八夜と、茶摘みの歌詞、全国のお茶の産地や関連絵本、煎茶の入れかたまでを紹介していきます。

子どもと一緒に八十八夜を楽しむアイディアをたくさん詰め込みましたので、ぜひご覧ください。

八十八夜っていつ?なに?

茶, 手, 新鮮な, 緑, 葉, 乾燥, 収穫

八十八夜は立春(2月4日ごろ)から88日目にあたる5月2日ごろにやってきます。

現代ではGWの真っ只中であることが多いですね。

八十八夜は立春から88日目

太陽の位置により1年を24等分した二十四節気、これには立春や立冬、春分などがあります。

それとは違い八十八夜は雑節の一つです。

八十八夜は雑節

雑節とは気節の移り変わりを知るための目安として特別に設けられた日で、日本独自のものです。雑節にはその他にも節分、彼岸、土用などがあります。

八十八夜の頃には農作物の種まきや茶摘みに適した気候になります

これを目安に、

  • 八十八という字を組み合わせると「米」という字になる
  • 八は末広がり

という理由で、農家にとっては八十八は縁起の良い数字だとされています。

そのためこの日に摘んだ茶葉からは良いお茶が作れると考えられているんですね。

ちなみに八十八夜過ぎるとすぐ立夏(24節気・5月6日ごろ)がやってきます。

立夏を過ぎると暦の上では夏ですね。

ことわざに「八十八夜の別れ霜」というのがあります。

八十八夜をすぎると、霜がおりることがなくなり気候が安定してきます。霜と別れるという意味合いです。

「八十八夜の別れ霜」はちじゅうはちやのわかれじも

八十八夜がすぎると霜が降りずに気候が安定してくる

茶摘みの歌詞は?

茶摘みのイラスト

夏も近づく八十八夜

野にも山にも若葉が茂る

あれに見えるは茶摘みじゃないか

あかねだすきに菅(すげ)の笠

歌詞の中の、あかねだすきとは茜の染料で染められた赤いたすきのことです。

これはお茶摘みの女性たちが着物を固定しておくために使われていました。

茜には止血効果があり、茶摘み娘たちが作業の途中で怪我をした際の応急処置としてあかねだすきが使われていたそうです。用途にも優れた着物だったんですね。

全国のお茶の産地はどこ?

日本地図

日本のお茶の産地を知ると、よりお茶を楽しめますね。

上から生産量が多い順にご紹介していきます。

【お茶の生産量が多い順】

  1. 静岡県  牧之原茶
  2. 鹿児島県 鹿児島茶
  3. 三重県  伊勢茶
  4. 京都府  宇治茶
  5. 埼玉県  狭山茶

静岡県のお茶の生産量は全国量の約4割を占め堂々の1位。鹿児島県が2位に続きます。

静岡県と鹿児島県には、土地の特徴に共通点があります。

静岡県の牧之原台地は水はけが良く、稲作には不向きです。

鹿児島県の約半分も火山噴火物からなるシラス台地で、水はけが良い。

水はけが良い土壌暖かい気候はお茶の栽培に向いているんですね。

そのため牧之原や鹿児島県ではお茶の生産がさかんになりました。

「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」という狭山茶作り唄があるように

「日本三大銘茶」は宇治茶、静岡茶、狭山茶と言われています。

しかし狭山市のお茶の生産量ランキングは12位にとどまります。

埼玉は地理的に江戸に近く、江戸庶民に親しまれていたことから銘茶と謳われていたのですね。

「日本三大銘茶」は宇治茶、静岡茶、狭山茶

お茶や八十八夜を知る絵本はある?

茶の絵本

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日本茶の詳しい分類や、紅茶のことまでが詳しく載っています。

生茶葉からホットプレートを使ってお茶、紅茶を作る方法の記載もありますよ。お茶の図鑑のような情報量です。漢字にふりがなはありますが、一人で読むなら小学校中学年くらいからの内容です。

きせつの図鑑

小学館のプレNEO図鑑、「きせつの図鑑」にも茶摘みの歌詞があり、茶摘み娘さんの挿絵がありました。子どもがイメージするのに役立ちますよ。八十八夜と雑節の紹介があります。

お茶の入れかたは?

せっかくの八十八夜なので、お茶は煎茶が良いですね。

おすすめの急須を紹介します。

透明な急須を使うと、茶葉の広がる様子が目で見えて実感しやすいですよ。

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煎茶の入れかたはこちらをご覧ください。

  • 急須……1つ
  • 茶碗……3つ
  • 茶葉……10g以上
  • お湯……180cc
煎茶の入れかた(3人分)
  1. 急須に茶葉をたっぷり(8〜10g)入れる
  2. 熱湯を茶碗に注ぎ、少し冷ましてから急須に入れる(お湯の量180cc)
  3. 急須に入れてから45秒待つ
  4. 急須から茶碗に注ぐ(お茶の濃さがそれぞれの茶碗均等になるよう、交互に注ぐ)
  5. 最後まで注ぎ切る

参照:美味しいお茶の入れ方

ポイントは

  • 熱湯を先に茶碗に入れて茶碗をあたためる
  • それぞれの茶碗に交互に注ぐ

というところですよね。

まとめ

八十八夜の頃は気候も良く過ごしやすいですね。

お茶は香りも良く美味しいですが、子育て中で忙しい毎日を送っていると、きちんと急須でお茶を入れる機会がなかったりします。

八十八夜をきっかけに、お子さんとお茶を楽しんでいただけたら嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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