育休中、はじめての育児と両立して仕事復帰を目前にすると
- 家事育児をうまく両立していけるか不安
- 夫婦で家事分担できないかなと思ったりしませんか?
そこで今回は共働き夫婦は日本でどれくらいの割合いいるのかと、
共働き夫婦は家事・育児をどう割り振りしてるのかを深堀りしてみました。
きっと共働きで家事と育児を上手にシェアするヒントがありますよ。
共働き夫婦ってどれくらいいるの?
保育園の問題、夫婦の仕事スタイル、妊娠中の体調、考え方などによって
専業主婦になるか、共働きするかは家庭によりますね。
実際に数値で表してみたら、共働き夫婦は一体どれくらいいるのかを探ってみます。
マクロミルが2018年に行ったアンケート調査にはこうあります。
濃いピンクと薄いピンクの部分が共働き世帯です。
共働き夫婦は20代で45%、30代52%、40代61%。
この「共働き夫婦」には、夫婦どちらかが時短勤務や非正規雇用である場合も含まれます。
共働き夫婦の内訳としては、
夫婦共にフルタイム勤務が20代で25%、30代25%、40代23%です。
*フルタイムの定義は週に40時間以上働いている人
30代の共働き世帯が52%、つまり専業主婦(夫)世帯は48%。
つまり30代夫婦の兼業主婦と専業主婦の比率はほぼ同数だってことですね。
どうでしょうか。私としては支援センターでママさんたちと話してみた感覚とあまり変わりませんでした。
もう一つ分かったこと、夫婦フルタイム勤務は全体の3割にも満たないのですね。
ここでいうフルタイムは週に40時間=1日8時間です。
子育てしている夫婦は、どちらかが仕事をセーブして家事や育児を行っていることが分かります。時短勤務を選んでいるご夫婦もいると思います。
40代になると共働き世帯は6割に増えます。
けれど夫婦共フルタイム勤務は30代よりも減って2割です。
育児負担が軽くなってから仕事をしはじめる方が増えるのかもしれません。
けれど時短勤務が終わる頃でもフルタイム勤務が増えないのは意外でした。
小1の壁という言葉がある通り、早く帰宅する小学生にあわせて、やはり仕事をセーブしている方が多いことがわかります。
共働き世帯の家事分担比率は?どんな仕事を分担してる?
家庭と仕事を両立するには夫婦が協力しあっていかないと、どちらかがキツくなりますね。
今度は共働き家庭に絞って、どんな風に家事の分担を行っているのかをみていきます。
家事分担の比率はどう?
こちらもマクロミルのアンケート調査より
家事は「妻がほとんど担う」27%、「妻が主だが、夫も少し分担」38%。
と、妻が主体で行っているのは64%
「妻と夫で分担」している夫婦は31%です。
ふむふむ。共働き世帯の6割のママがほとんど家事を担当してるんですね。
濃いピンクがワンオペのママさんの割合です。
やはり女性が主に家事を担っている様子が伺えます。
どっちも働いてるんだから家事も半分にシェアしたいのにーと思いますが、実現できてるのは3割の夫婦だけですね。
男性は時間的制約があるので現実的に難しいのかもしれません。
もう少し深堀りして、どの家事をそれぞれ担当しているのかをみてみます。
家事分担を決める項目
Panasonicが2019年に共働き世帯に行ったアンケート結果にはこうあります。
- 女性が担っている家事No,1………料理
- 男性が担っている家事No,1……ゴミ捨て
料理とゴミ捨てって、かかる時間が違いすぎない?と思っちゃいましたが。
食器洗いは男性が担うことが多いようです。
ともあれ自分達の夫婦が分担を決めるには
以下の11項目を割り振りすれば家事がうまく回りそうです。
- 料理
- 洗濯物を取り込む たたむ
- 食事の準備(配膳)
- 買い物
- 片付け
- 洗濯
- 掃除
- 食事の片付け・食器洗い
- アイロンがけ
- ゴミ捨て
- その他
でもちょっと待って!これだと子育ての分担比率がみえません。
というわけで他のデータを探ってみます。
共働きの育児は?パパの参加率はどう?
子供が小さいうちは育児の負担も大きいですね。
パパさんたちがどれだけ育児に参加してるのかをみていきます。
世界の共働き夫婦はどう?
そこで世界に目を向けてみましょう。
世界5カ国のワーキングママ育児事情を、リンナイがアンケート調査を行っています。日本、韓国、アメリカ、ドイツ、スウェーデンの5カ国です。
Q5. あなたの配偶者(パートナー)の育児への参加頻度はどのくらいですか。 (単一回答 N=500)
日本では、毎日パパが育児に参加している家庭は3割程度です。
逆に、週に1、2日(=休みの日だけ)しか子どもに接してないパパが4割近くいるんですね。
それに対して、さすが子育て先進国スウェーデン。
7割超えのパパたちが毎日育児しています。
ちなみにスウェーデンは働くママさんたちの満足度も高いです。
これを見ると育児シェアが進むと育児満足値も上がりそうです。
けれど現実問題としてやはり男性が早く家に帰ってこないと育児のシェアは難しいですよね。
子供は早く寝かせたいし。
長時間労働は本人だけが決められるものではないしなぁと思いました。
育児分担を決める項目
実際にどの項目を夫婦で分担しているのかを見てみましょう。
Q6.育児において、あなたの配偶者(パートナー)はどのようなことを担当していますか。(複数回答 N=500)
どの国もパパさんたちは「遊びの相手」と「外出に連れていく」が多いですね。
でも「歯磨き、寝かしけ、食事の用意」について、日本のパパたちの参加は2割です。
それに対しスウェーデンやアメリカのパパたちの5割が「寝かしけ」を担当してることに驚きます。
海外では「子どもが一人部屋で寝る」などライフスタイルの違いもありますけどね。
これを家庭に置き換えてみるには
- 子どもの入浴
- おむつの交換・着替え
- 食事の用意
- 外出に連れていく
- 歯磨き
- 寝かしつけ
- 子どもの送迎
- 遊びの相手
- 本の読み聞かせ
- その他
この10項目を夫婦で分担すれば良いことが分かりました。
共働き夫婦の家事分担、まとめ
共働き夫婦と家事分担については以下のことが言えます。
- 30代夫婦の兼業主婦と専業主婦の比率は、ほぼ同数
- 40代夫婦になると6割に増える
- 日本で毎日父親が育児に参加している家庭は3割
家事と育児の夫婦分担を決めるには以下の項目を分ければ良い
【家事の11項目】
「料理、洗濯物を取り込む・たたむ、食事の準備(配膳)、買い物、片付け、洗濯、掃除、食事の片付け・食器洗い、アイロンがけ、ゴミ捨て、その他」
【育児の10項目】
「子どもの入浴、おむつの交換・着替え、食事の用意、外出に連れていく、歯磨き、寝かしつけ、子どもの送迎、遊びの相手、本の読み聞かせ、その他」
どうでしょうか。これを夫婦で話し合えばうまく毎日が回りそうですね。
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