そろそろ机に向かって取り組むドリルをはじめたいけど、どれがいいかな?
とお探しではないですか。
出来れば子どもが楽しんでできるものだといいななんて思ったりしますよね。
そんなときにおすすめしたいのは『伸びる子ドリル』シリーズです。
このドリルは文字の読み書きや計算練習など小学校の先取りをするドリルではありません。代わりに幼児期にしっかり身につけたい、数値能力や空間認知、思考力を鍛えるためのドリルです。
今回の記事では、息子が初級から上級まで取り組んだ様子も含めてドリルの内容をお伝えしていきます。
- 小学校受験は予定してない
- 子供が楽しんで取り組めるドリルを探している
「伸びる子ドリル」の種類と対象年齢
伸びる子ドリルシリーズは受験研究社という出版社から出ています。
問題を作成しているのは東京にある進学教室ブロッサムです。小学校受験をする子供たちが通う教室です。
このシリーズは全5冊のドリルが出ています。
すべて形式は切り離し可能なドリル型。
1冊につき全50回取り組みできます。
中級、上級は上・下あわせて2冊だと100回取り組めるようになっていますよ。
1日1枚進めたとすると1冊は1ヶ月半。
2冊だと3ヶ月前後で取り組める計算になります。計算上は、ですよ!
我が家では3、4歳ごろはまだ取り組み習慣もままならず、他のドリルも並行していたので6ヶ月くらいかかっていました。
【対象年齢】
- 初級:3歳から
- 中級:4・5歳
- 上級:5・6歳
幼稚園で伸びる子ドリル
シリーズの中で一番対象年齢が低いのは『幼稚園で伸びる子ドリル』です。
対象年齢は2〜4歳となっていますが、3歳以上におすすめの内容です。
○の練習、三角の書き方や運筆などから季節と行事の問題まで様々な問題が含まれていますよ。
詳しい問題の内容はのちほど詳しくご紹介していきますね。
*うちの子のときは旧版でしたが今は新しいものが出ています!
小学校で伸びる子ドリル、中級1・2
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中級の対象年齢は3〜5歳。
息子は年中さん頃(4歳過ぎ)に取り組みました。
小学校で伸びる子ドリル、上級1・2
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この種類の問題に慣れていない場合は、上級からではなく中級からはじめたほうが良いでしょう。
段階的に取り組んでいくと問題の傾向に慣れていき、正答率が上がります。
子どもが『自分でできた!』という自信がつきやすいので8割くらいできる問題を選ぶのもおすすめの取り組み方ですよ。
解ける問題が多いと子どもが自信をつけやすい
伸びる子ドリルのおすすめポイントと注意点
息子が取り組む中で感じた、私のおすすめポイントと選ぶ際の注意点をお伝えしていきます。
伸びる子ドリルのおすすめポイント
このドリルは点線で切り離すタイプで、片面印刷です。
また、設問を保護者が読んで子供が取り組む形式になっています。
本来の取り組み方ではないかもしれませんが、問題にはふりがながふってあるので、ひらがなが読める子であれば一人で読んで解くことができます。
また、伸びる子ドリルシリーズはイラストが可愛く、すべてカラーで載っています。
そのため子どもの反応が良いです。
『もっとやる〜!』と言って3枚くらい進めることもありました。
子どもが進んでドリルに向かうと付き添う大人もストレスなく進められますよね。
また、一ページごとに運筆や数値能力、図形など様々な問題を学んでいけるようになっています。
そのため毎日取り組んでも飽きることなく進められますよ。
四方からみるとどう見えるか、点描写など空間把握の問題なども含まれます。
また、問題には『みどりのクレヨンで丸をつけましょう』のように筆記用具の色も問われます。後半には『話の理解』もあり、聞く力も鍛えられます。
小学校に入ってからは「先生のお話をよく聞きましょう」という場面が増えますよね。
お話を聞く力、理解する力も幼児期に備えておきたい力ですよね。
- 切り離し型のドリル形式
- すべてカラーでイラストが可愛い
- 問題の種類が多くて子どもが飽きない
「小学校で伸びる子ドリル」は小学校受験で出るような問題が多数掲載されていますが、小学校受験対策用のドリルではありません。
一冊でいろんな問題が入っている分、単元ごとに分けられてないんですね。
たとえば「点図形苦手だから練習できるものを探している」などピンポイントに演習したい単元がある場合は小学校受験問題用の教材を使ったほうがいいです。
「こぐま会」や「理英会」、ピグマリオンの能力育成問題をおすすめします。
一冊に、その問題だけが載ってるので効率よく学べます。
しかしこぐま会や理英会のドリルを全シリーズやろうとすると、相当な量です。
こなすのはなかなかハードだと思います。1冊700円前後なので金額もそれなりに……。
我が家のように小学校受験をしないのであれば『伸びる子』ドリルシリーズをおすすめしたいです。
これは持論ですが、算数力はプリントだけじゃなくて自分で手先指先を使ったほうが身につくと思います。
図形の展開とか、面積とかはまさにそうです。パズルや積み木遊びの時間も大切にしたいですよね。
また、冒頭でも触れましたが
このドリルはひらがな・カタカナの読み方、書き方を習得するドリルではありません。
丸つけと線を引くことしかしないので、読み書き練習は他のワークが必要になります。
また、足し算、引き算など小学校算数の先取り内容もありません。
数字で書く
『1+3=4』などは出てこないんですね。
しかし、裏を返せば小1の内容を先取りしても小2で習う掛け算・割り算は学びません。
けれど伸びる子ドリルでは掛け算や分数のもとになる数の操作に触れていきます。
数字は使わなくとも割り算の問題ですよね。
小学校に入ってからあと伸びするには、数の操作を身につけることが大切だなと感じます。
- 小学校受験の対策用ではない
- 文字の読み書き練習はできない
- 計算の先取り問題はない
伸びる子ドリル、Q&A
ここからは読者のみなさまに聞かれそうな問題を想定して、勝手にQ&Aしていきたいと思います!
小学校受験用のドリルとは何が違うの?
問題の傾向は同じです。
違う点としては、小学校受験用のドリルは大人が読む前提で作られていてふりがながなく、イラストもカラーではありません。
これはこれでカラーじゃなくても取り組む力がつくので良いのですが、使い勝手としてはやや劣ります。
- ふりがなつき
- カラー
- 一冊で済む
- ふりがなはなく、親が問題を読む
- 白黒
- 単元ごとに一冊のドリルがある
このドリルの次に取り組むなら、なにがおすすめ?
伸びる子ドリルシリーズの次には、小学校受験用の問題をおすすめします。
またはドリルで『もっとこの分野を強化したいな』という単元があればピックアップして取り組むのが良いと思います。
うちの子も、気になる単元だけをこぐま会と理英会のドリルで演習しました。
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並行して取り組んでいたドリルはある?
このドリルを取り組んでいた頃は、年少・年中はぺあぜっとを受講していました。
↓ぺあぜっとに取り組んだ様子を綴っています↓
【ぺあぜっと・年中コース】を1年間受講!親子で取り組むのが楽しい
その他には文字の読み書きのドリル「できる子ドリル」でひらがなとカタカナの練習をしました。
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↓カタカナドリルに取り組んだ様子を綴っています↓
カタカナの書き練習におすすめ「幼児のできる子ドリル カタカナ」
伸びる子ドリル、まとめ
小学校で伸びる子ドリルは幼児期に身につけたい力を鍛えるのに最適なドリルです。
初級〜上級まで系統立てて学べる点も、取り組みやすいポイントです。
イラストもかわいくて子どもの反応も良いので続けやすいです。
3〜6歳向けドリル、どれか1つを取り組むならこのシリーズだけで十分です!
その他は積み木やブロックなど、算数力の基礎は知育玩具の併用がおすすめです。
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